クイズ馬 オフェーリアシチー 第3戦


友駿愛馬第43号はGTクイズ権利馬。

今回は募集口数が500口なので、総額300万円の賞金の内、平均的に6000円は貰える計算。しかし、前半の春は全部不的中で回収ゼロ(>_<)。

ということで、いつものように馬にはこれっぽっちの期待もなく購入したが、少しは走ってくれないと(笑)。


母のツーソックスはななんと池江泰寿厩舎所属。馬主は大樹ファームで募集総額は1800万円。1口9万円。デビュー戦は既走馬相手に1番人気に支持された馬。ただ、成績は・・・苦。初戦は14着。勝ち馬からは3.2秒も離されている。2戦目は11着(同2.5秒)、3戦目は7着(同2.3秒)でさっぱり勝ち負けには絡んでいない。大樹ファーム低迷の1つの大きな要因となったとかならなかったとか。

そしてオフェーリアシチーもデビュー戦では母の走りそのまま(T_T)。ゲートは速く先行力はあるのだが、バテ方が酷く、ただのスピード馬。この相手にこれではとても通用しない。

2戦目の前走は定石通りの直線を持たせる為に減量騎手起用で臨むが、初戦ほど先行できずに流れ込んだだけ。自慢の先行力にも陰りが見られ非常に厳しい状態。全くの想定通りの凡走。

もっとも弱いメンバーの集まるダートの短距離でこれだけの力不足。最後の手段として日吉正和師は早くも芝への出走を明言。

しかし、弱いながらもシンガリ負けなどではなく、なんとかもう一踏ん張りして出走奨励金を手に入れたい。

前走後、小倉で2走して放牧かと思いましたが、在厩のまま続戦予定。


9月14日 阪神2R 2歳未勝利 芝1200m 混合に出走!!

7着/10番人気。

現地で見ていたが、想像以上に気性の悪い馬のよう。なので注文通りのハナに立ち、最後も勝ち馬からはコンマ4秒と大きくむ離されてはいない。

スタミナのない馬だし、軽い芝の方が合うように思えた。

写真多数付き、現地観戦レポート。


レース回顧と時計の分析、レース後の菱田裕二騎手と日吉正和調教師のコメントを掲載。

(2013年9月18日完結)

2013年9月10日立ち上げ

●前走後在厩のまま調整、次走はついに最後の手段・芝のレースを予定

 初戦は2番手と絶好のポジションを取るものの、直線で早々に脚が上がっていいところなく8着に敗れた我らがオフェーリアシチー。2戦目の前走は定石通り減量騎手を確保し、少しでも脚が上がるのを防いで持たせようとしますが、今度は自慢の先行力に陰りが見え前に行けず中団から。そのまま流れ込んだだけの9着と初戦よりも酷い内容となってしまいました。

 もっとも弱いメンバーの集まるダートの短距離でこれだけ歯が立たない訳ですから正直、能力的に限界なのですが、日吉正和調教師は最後の手段である芝への出走を明言。これも定石通りです。

 以下は9月4日に更新されましたクラブ公式HPオフェーリアシチーの近況報告です。

日吉師は「スタートと道中スムーズに運べなかったこともありますが、今回は道悪で厳しいレースとなりました。幸い脚元のほうも今のところ落ち着いており、このまま様子を見ながら進めていきたいと考えています。なお、次走に付いては一度芝のレースを試してみたいと思います。そこそこのスピードを持っているので芝適性があれば変わるかもしれません」と話しています。

 ということで、苦しい表現に終始されています。”変わるかも知れません”とか・・・。仕方ないですね。だれが見ても限界なのですが、管理している日吉正和先生がそんなことをはっきりと言えないですもんね。

 私は小倉で2戦しましたし、てっきり放牧かと思いましたが、在厩のまま続戦のようですね。

 私とて、そりゃ芝で変わってくれれば嬉しいですし、見たい気持ちはもちろんあります。こうやっていろいろと試せるのも早期にデビューしてくれているからで、やることをやって勝ち上がれなかったとしても、なんの悔いもないですからね。

これ以降は2013年9月11日に作成

●追い切り情報(9月11日作成)

前走前 8月28日 小倉ダート 良馬場 末強めに追う

助手
6F 87.3
5F 70.8
4F 56.3
3F 41.8
1F 13.6[8]



9月11日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.6
3F 39.9
2F 26.9
1F 14.1
 9月11日、相変わらず終いを要しているものの、全体の時計としてはまずまずですね。からっきし駄目な馬ではないようです。ただパンチ力というかスタミナがなさ過ぎますけどね(苦)。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。終いの時計は気に入りませんが、過去2戦よりも状態はいいと思います。とはいえ、上積みは感じませんが。軽い芝の良馬場ならもしくは・・・!?

●気になる出馬想定表(9月15日 阪神1R)

出馬想定表 9月15日 阪神1R 2歳未勝利 芝1400m 牝馬限定 フルゲート18頭 想定数15頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
オフェーリアシチー  9/01 未勝利 小倉ダ1000 B−
サオヒメ 内田博幸  8/18 新馬 小倉芝1200
シゲルイズミ 国分優作  8/04 新馬 小倉芝1200 11 12
シゲルオワリ 幸英明  8/31 未勝利 小倉芝1200 11 10
タガノスカイ 岩田康誠  8/17 新馬 小倉芝1200
タガノティターニア 太宰啓介  9/01 新馬 小倉芝1800
ダノンサイクロン 小牧太  7/27 新馬 新潟芝1400
ナムラユキヒメ 国分優作  8/31 未勝利 小倉芝1200 10 10
パラディドル 北村友一  8/31 未勝利 小倉芝1800
ピットアリエス 酒井学  8/25 新馬 小倉芝1200
ヒデノシスター  8/31 未勝利 小倉芝1200 14 16 10
フェアリースマイル 国分恭介  8/17 未勝利 小倉芝1200 10 10
マイネバラシア 和田竜二  8/18 新馬 小倉芝1200
ミルキースマイル 浜中俊  8/11 新馬 新潟芝1600
ラヴクレージー 川田将雅  8/17 新馬 新潟芝1400

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在15頭出馬想定されています。

これ以降は2013年9月13日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 9月14日 阪神2R 2歳未勝利 芝1200m 混合 全14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
イチザダイオウ 岩崎翼  9/01 未勝利 小倉ダ1000 14 14 13
エーシンスペーシア 秋山真一郎  8/25 新馬 小倉芝1200 10 14
オフェーリアシチー 菱田裕二  9/01 未勝利 小倉ダ1000 B−
カシノステイタス 城戸義政  8/31 未勝利 小倉芝1200 11 17 13
カシノヒカル 幸英明  7/28 未勝利 小倉芝1200 13
キョウワジュネス 岩田康誠  8/17 新馬 新潟芝1200
クリノツネチャン 鮫島良太  8/25 新馬 小倉芝1200 13
シゲルカワチ 川田将雅  8/24 未勝利 小倉芝1200 12
タウトナ 酒井学  8/18 未勝利 小倉芝1200
ダンツトーラス 太宰啓介  8/04 新馬 新潟芝1600 17 13
ノーブルサイレンス 中井裕二  8/24 未勝利 小倉芝1200
ピアッジーネ 藤懸貴志  8/10 新馬 小倉芝1200
ミラノモーダ 高倉稜  8/11 新馬 小倉ダ1000 10
リングランドムーン 北村友一  8/24 未勝利 小倉芝1200 13 16 16

表中 騎手の太字は乗り替わり

 想定されていた牝馬限定戦よりもメンバーが軽い、14日の一般戦で確定しました。この選択は正解だと思います。鞍上も乗れている若手の菱田裕二騎手を確保ということでなんだか少し期待できそうですね。

●阪神芝1200mコース解説

 スタート地点は向正面直線半ばより左寄り。内回りコース使用で、3コーナーまでの距離は243m。3コーナーまで距離がやや短いので、枠順は真ん中から内の方が有利。
 スタート直後から微妙な下り坂になっており、3〜4コーナー中間の残り800m付近で本格的な下り坂に突入する。内回りの最後の直線距離は356.5m(Aコース使用時)。直線半ばまで下りが続き、残り200m付近でゴール前の急坂。約120mの間に1.8mの勾配を一気に駆け上がる。
 前半からペースは上がりやすいコース形態だが、急坂がある分京都よりも逃げ切るのは難しい。ただし、短距離戦なので全体的に逃げ・先行有利であることは変わらない。また、力のいる馬場での瞬発力が要求され、サンデーサイレンス、フジキセキ、タイキシャトルに加え、長距離タイプのダンスインザダーク産駒までも含むヘイロー系が非常に強いのが特徴。
有利な枠順 真ん中〜内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スピード、パワー寄りの瞬発力
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、サクラバクシンオー
連対騎手ベスト 安藤勝己、武豊、四位洋文、岩田康誠、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分10秒9 1分11秒9 1分10秒1 1分12秒6
2歳未勝利 1分10秒6 1分11秒4
2歳500万 1分10秒1
2歳オープン 1分10秒2
3歳新馬 1分10秒9 1分11秒6
3歳未勝利 1分10秒3 1分10秒4 1分11秒9
3歳500万 1分09秒9 1分10秒5 1分10秒2
古馬500万 1分09秒6 1分10秒4 1分11秒1
古馬1000万 1分09秒3 1分10秒6 1分09秒0 1分10秒9
古馬1600万 1分09秒0 1分09秒5 1分09秒5 1分10秒6
古馬オープン 1分08秒5 1分08秒5 1分10秒5

●騎手は菱田裕二騎手 ほっさん評価「D」

 今回のオフェーリアシチーの鞍上は菱田裕二騎手です。私と菱田裕二騎手と言えば物凄い縁で、昨年3月のデビュー以来、実に今回で12回目の愛馬騎乗ということになります。

 同期で関西所属の中井裕二騎手は前回のオフェーリアシチーが初めての愛馬騎乗でした。そのことからも極端に愛馬への騎乗数が多いことがわかります。他のどの騎手よりも、彼がデビューしてからは彼への騎乗が多いです。

 厩舎もクレセントシチーの佐々木晶三厩舎、スピカシチーの村山明厩舎、ハルシュタットの清水出美厩舎、デスティニーシチーの岡田稲男厩舎、そして今回は日吉正和厩舎の管理馬とバラバラです。所属厩舎である岡田稲男厩舎所属の愛馬デスティニーシチーに騎乗していただくのは当然と思いますが、それ以外、4つの厩舎の愛馬が菱田裕二騎手指名と偶然にしては出来過ぎています。


 デビューイヤーの昨年は頼りない騎乗の時も多々ありましたが、最近は頼もしくなり、騎乗後のコメントもしっかりと馬を分析してくれていますし、これから凄いジョッキーになって行きそうな予感がします。

 ついに50勝を過ぎて減量1キロになってしまいましたが、そこからもどんどんと勝ち星を挙げています。今の私の中では技術の割に減量1キロは美味しいと思える騎手ですので、彼への騎乗依頼は嬉しいですね。


 2013年9月14日終了現在、JRA通算63勝。勝率6.2パーセント、連対率12.2パーセント。昨年デビューの新人騎手の中では一番勝ち星を挙げています。昨年(2012年)は、JRA通算23勝。勝率5.5パーセント、連対率11.4パーセント。今年はここまで40勝、勝率6.8パーセント、連対率12.7パーセントと昨年を上回る成績で好調。


 菱田 裕二(ひしだ ゆうじ)は1992年9月26日生まれの20歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している2年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。岡田稲男厩舎所属。現在、減量1キロ。

 小学時代はプロサッカークラブ・京都サンガF.C.の下部組織に在籍。中学1年時の京都競馬観戦をきっかけに騎手を志す。

 2008年4月に千葉県白井市の競馬学校の騎手課程(27期)に入学。嶋田純次や横山和生らと入学したものの、留年のため、第28期生としての騎手デビューとなった。デビューの同期には中井裕二、長岡禎仁、原田和真、山崎亮誠がいる。

 2012年3月3日に栗東の岡田稲男厩舎所属騎手としてリニューアルオープンした中京競馬場でデビュー。1Rでバトルマグマに騎乗して4着。デビュー月には初勝利は挙げられなかったが、4月14日の2回阪神7日1R 3歳未勝利をトーブプリンセスで制して初勝利。これは10番人気だった。その後順調に勝ち星を挙げ、2012年は422回騎乗し、1着23回、2着25回の好成績を残した。同期の中井も23勝をあげ同率であったが、騎乗停止処分がなかったことが評価され、中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

 デビュー2年目の2013年もリーディング上位の好成績。3月16日のファルコンステークスでカシノランナウェイに騎乗し、重賞初騎乗を果たした(14着)。同年の5月5日にはNHKマイルカップでディアセルヴィスに騎乗し、GT初騎乗を果たした(10着)。そして8月17日にはニュージーランドのテラパ競馬場で行われたアジアヤングガンズチャレンジに参戦、海外初騎乗となった(結果は総合9位)。

 2012年デビューの新人騎手5人の2013年9月14日までの騎乗成績は以下のとおりです。

菱田裕二 63勝
中井裕二 49勝
山崎亮誠  9勝
長岡禎仁  6勝
原田和真  3勝

 ということで、同期の中では勝ち頭です。


 ほっさん愛馬での成績 (11戦0勝)

 2012年 3月11日 クレセントシチー 500万下        中京ダ1900m 11着/11番人気
 2012年 5月 6日 クレセントシチー 500万下        京都芝2000m 2着/9番人気
 2012年 5月27日 クレセントシチー 500万下        京都芝2200m 11着/1番人気

 2012年 6月 2日 トレゾアシチー  3歳未勝利       阪神ダ1400m 13着/12番人気
 2012年10月 6日 クレセントシチー 500万下        京都芝2000m 12着/8番人気
 2012年10月27日 スピカシチー   500万下        新潟ダ1800m  8着/12番人気
 2012年10月28日 ハルシュタット  500万下         新潟ダ1200m  7着/7番人気
 2013年 1月20日 ハルシュタット  500万下         中京ダ1200m  13着/12番人気
 2013年 2月20日 ハルシュタット JRA指定交流 ジュノ賞 名古ダ1400m  8着/5番人気
 2013年 4月29日 デスティニーシチー 3歳未勝利      福島芝2000m  3着/6番人気
 2013年 6月23日 デスティニーシチー 3歳未勝利      函館ダ1700m  6着/6番人気


2012年 5月27日 愛馬クレセントシチーに跨る菱田裕二騎手。(11着/1番人気)

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「シゲルカワチの前走は先行馬には厳しい流れ。道悪も応えたか。今回は良馬場見込み。巻き返せるはず。ノーブルサイレンスは平坦向きだが、この相手なら有力。今回は順調なタウトナ、2走目クリノツネチャンも差はない。」


短評は「小波乱」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
キョウワジュネス
カシノステイタス
オフェーリアシチー
クリノツネチャン △△ △△ △△
リングランドムーン
ノーブルサイレンス
タウトナ △△
エイシンスペーシア
シゲルカワチ
ダンツトーラス
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
シゲルカワチ 3.0
ノーブルサイレンス 4.2
キョウワジュネス 5.0
クリノツネチャン 7.4
タウトナ 7.6
中 略
イチザダイオウ 50倍以上
カシノステイタス 50倍以上
オフェーリアシチー 50倍以上



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
オフェーリアシチー 34 34 28
シゲルカワチ 72 58 72 46
ノーブルサイレンス 65 59 59 65
キョウワジュネス 63 63
クリノツネチャン 64 64
タウトナ 54 54 49


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎シゲルカワチは今週が案外な伸び脚だったが、手一杯にやれている間は走れると判断。前走は馬場が響いたが、2走前からも即巻き返せる速力の持ち主で阪神の坂も苦にしないタイプ。この相手関係なら主役を張る。先行力のある○タウトナが次位。〈吉田〉」

◎ シゲルカワチ
○ タウトナ
▲ キョウワジュネス
× リングランドムーン
☆ ノーブルサイレンス

以下省略

オフェーリアシチーはもちろん無印

オフェーリアシチーは全13記者中 △(6番手以下評価)が2記者、無印 11記者。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

オフェーリアシチー(9着)

 「スタートで躓いたことと道中スムーズに進めることが出来なかったのが響きました。それでも最後までしっかり走っていたので今後の変わり身を期待します」(日吉正和調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
 「躓いて出たのは問題なく、スタート直後は前にいたが、次第に位置取りが悪くなってしまう。盛り返せないまま。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

オフェーリアシチー

 「馬体が増えていたのは良かったが、前走はついて行けなかった。芝でどうか。」(安田助手・デイリー馬三郎)

 「前走は馬場状態もあったと思う。スピードはあるから、芝に替えてみる。」(日吉正和調教師・競馬ブック)

 「中1週なので馬なりの稽古となりましたが、動きはスムーズでした。メンバーをみてこちらのレースを選択しましたが、初芝をこなして前走以上の粘りをみせてほしいと思います。」(日吉正和調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

これ以降は2013年9月18日に作成

●ほっさん予想

9月12日のほっさんの独り言より


 このオフェーリアシチーは2歳未勝利馬。GTクイズ権利馬(友駿ホースクラブの方にしか伝わらない)としてクイズで稼ぐべく、馬はまっーーーーーたく走るとも思いませんでしたが購入しました。

 その期待を微塵も裏切らず、デビュー戦は弱い馬の巣窟ダート1000mでデビュー。超弱面たちを相手に果敢に2番手先行も見事な垂れっぷり(新喜劇でいうこけっぷり)を見せ勝ち馬から1.6秒差の8着。

 2戦目はその垂れっぷりから「ならば減量騎手を乗せたらいいやん」と定石通りの軽い選択で勝ち馬から2.2秒差の9着大敗。

 もはや、ダートに居場所なしということで、2歳秋にして、早くも最後の決戦地・芝へ。

 常識的には、ダートよりも芝の方が面々が強く、ダートで歯が立たない馬は出番がないことが多いが、極稀に芝で変わる馬もいる為、管理する日吉正和調教師も「変わり身を期待したいと思います」(9月11日クラブコーシキHP)と、これしか言い様がないやんという言葉を絞り出しておられます(T_T)。


 元々オフェーリアシチーは15日の阪神1Rの牝馬限定戦に想定されていました。15日は私は岸和田のダンジリ(種牡馬に見えた貴方は競馬のしすぎです 笑)に行く予定で競馬場は無理だったのですが、(・・・というか、本当はローズSにTOになってしまったあの馬や、よもやの1年以上の休養になってしまっているあの馬が出ると踏んでいたので、かなり早い段階で有給休暇を出していた。これが真実(>_<))元々の公休日である14日なら競馬場に行けますとも。

 確かに、15日の限定戦よりも14日の一般戦の方がはるかに軽い面々。この選択肢は正解でしょう。

 こりゃ、目標の出走奨励金確保が現実味を帯びて来た!!

 久々に菱田裕二くんの勇姿も見たいし、日吉正和厩舎のライジングサン(イソップ考案に類似 爆)のマークのメンコも見たいし、取りあえずオフェーリアの馬体も見たいし撮りたいし、さあ、口取りの権利を獲って・・・

・・・って、


☆9/14、15、16の口取りについて☆

今週は出走予定の段階で口取りのお申し込みを受け付けます。
口取り参加希望の方は12日(木曜日)午前9時半までにお申し込みください。
同日確定発表後にご当選者様にはご案内をお送りいたします。


クラブ公式HPのトップページにこんなことが書いてあるぞ。


もう締め切られとるやんけ
現在、12日(木)23:50



おいおい、金曜日が祝日ならわからんことはないが、なんだよ、これはッ!!
口取りに付き合わされる下っ端の方以外は4連休なのか??軍団所属馬同様大型連休か!?

 オフェーリアが想定されていた15日の阪神1Rの牝馬限定戦に出走だと思って口取りを申し込むも行けない人も少なくないんじゃないかッ!!

 反対に、私は15日は都合で行けないが、14日なら行けるんだぞ!!

 なんとかせいッ!!確定までは待てぃ。待てぬなら、想定通りに確定せいッ!!

何?口取りの権利を獲ったところで、結果は一緒じゃないかって?


 ・・・ということで、口取りの権利なしで、競馬場に行ってきます。走るか走らないかは正直、さっぱりわかりません。

●パドック

 当日は1つ前の1Rにお目当ての馬(セントコロナ)が居ましたので、そのレースギリギリに間に合うように行きました。初めて阪神競馬場までバイクで行ったのですが(片道約30キロ)、駐輪場を少し行き過ぎてしまったりとモタモタしてしまっていたので、本当にギリギリに。慌てていつもの愛馬の応援馬券を購入しました。


勝てるとは思っていないので、いつもよりも購入枚数は少なめです(笑)。この写真意外にも何枚かは買ってますよ。



間違えて、こんな馬券を買ってました。阪神2R 5番(オフェーリアシチー)のところを慌てて阪神5R 5番を塗ってしまったようです。

 しまった、お金をドブに捨ててしまった・・・と後悔したのですが、阪神5Rのオッズを調べて見るとこの馬、ななんと単勝1番人気!!しかも鞍上はイワタ師範!!

 良かったぁ〜。元返しで十分。ホッとしました。


・・・


・・・


・・・


・・・


・・・


・・・



 こらッ!!結果的にオフェーリアシチーよりも着順悪いやんけッ!!


 何やってんだ、イワタッ!!この日は特に朝の成績は酷いものだったなぁ〜。



 ・・・ということで僅かな金額ながら損をしました(>_<)。


さて話をパドックに戻します。ここからは全て撮影順です。我らが愛馬オフェーリアシチーは前走マイナス10キロ。ただでさえ細いのに、大丈夫かなぁ〜と心配になりました。単勝オッズはこの時点で26.0倍ですね。



さあ、愛馬オフェーリアシチーと初対面。そりや確かに細いですが、思ったほどでもなかったですね。



パドックではそんなに煩いことはありませんでしたが、二人引きでわかるように基本煩くて難しい馬のようです。



”日吉”ステーブルだけに太陽のマークです。私はなかなか好きですが。



とまーれーの直後。日吉正和先生登場(棒よりも内側にいる一番右のメガネ・ネクタイの方)。



この辺りからオフェーリアの目が戦闘モードに。女の子なのに恐〜い。



日吉正和先生はある程度見て、早めに切り上げます。



まだ41歳と調教師としては随分若い方の日吉正和調教師。小走りでパドックを後にします。この時は、なんで急いでいるのかなぁと思いましたが、それは後でわかります。



馬体には全く迫力がなく、”未勝利馬”という感じでした。私の好きな筋肉もそんなについてないですし、クビ差しの角度が高く、完全に短距離馬ですね。

 菱田裕二騎手は1つ前の1Rで騎乗しておりパドックには現れませんでした。なお、この後、通常はパドックを1周してから地下馬道に消えるのが筋ですが、愛馬エスポワールシチー同様、他馬よりも先に最後の1周を回らずにパドックからいなくなります。

 これをやらなければいけない馬って、相当気性が悪いんですよね。そもそも二人引きですし、馬の表情からも穏やかな馬でないことは容易に想像できます。パドックでは意外と煩くなかったですが・・・。

●本馬場入場

 パドックから馬が消えると、私は急いで菱田裕二くん鞍上のオフェーリアを撮影するために本馬場入場をするターフに移動したのですが、実は本馬場入場の行進曲がかかる前にすでに1頭馬場入りをしていました。

 もちろん、こういった行動をするのは気性に超問題のある馬。すなわち、我らがオフェーリアシチーです(涙)。

 なので、菱田裕二くん騎乗の写真は1枚もありましぇん。完全に失敗・・・。


 能力はともかく、これらのやり方は完全にエスポ。エスポワールシチーも気性が悪い為にパドックでは真っ先に消え、馬場入場も真っ先に入ります。エスポは佐藤哲三騎手の躾で開花しましたが、もちろん、そもそもの能力も違いました。そこまでやっても開花させたい馬と、そこでやっても能力的に無駄だろうという馬も当然何頭もいます。

 私も今日ここに来るまでは、そこまで気性に問題のある馬とは知りませんでしたので、べっぴんさんの小倉レポでもそこまではなかったので・・・汗写真撮りとしては、完全に裏をかかれて失敗という結果となってしまいました。

 しかし、いずれにしても現地に行かないとそこまでの情報はわかりません。このあと、菱田裕二騎手がハナを叩く理由もよく分かりますし、家で見るのとはまた違いますよね。


 そうそう、本馬場にだれよりも早く日吉正和先生が見送りに来られていました。先ほどパドックで早めに走り去った理由は馬場に先入れするオフェーリアシチーを見に来る為だったんですね。それなら納得です。納得どころか感激です。

 若いというのもあるでしょうが、このバイタリティーで活躍して欲しいですね。


 正直、購入段階ではオフェーリアシチーが二度も出走奨励金を取れる馬だとは思っていませんでした。それほど馬体は貧弱で、血統的な裏付けもありません。そしてこれは今回わかたことですが、どうしようもないほどのきつい気性です。

 しかし、弱いなりにボチボチの結果を残せているのはこういった、陣営の1つ1つの努力の積み重ねと思います。

 もっとも、勝負の世界ですから、結果が何よりなのですが、私は日吉正和先生がどういう方なのか、少しわかった気がします。携わらずして、あーだこーだと言えないですからね。

●レース 


オフェーリアシチーはさすがのスタートから、今回は二の脚を生かしてハナを主張します。



そして見事にハナを奪いきります。これだけの気性の馬ですから、行ききる方がいいでしょう。最初の3ハロン33.6秒。速いけれども仕方がない。



1番人気の13番の川田将雅騎手に当然の如くプレッシャーをかけられます。

以前、愛馬フロアクラフトはこれで落ちたんですよね。さて、どこまでオフェーリアが持つかと心配して見ていましたが、



4角では1番人気の馬にあっさりと交わされるも、それから2着死守で頑張ります。




残り200m辺りでは、もしかして2着も!?などと一瞬夢を見ますが、 その後、最後の最後でドバドバと交わされていきます。



しかし、ダートの時ほど失速はせずに7着でゴールイン!!見事出走奨励金を確保してくれます。



ゴール瞬間の写真。この狭い空間に7頭もいます。



しかし、7着とはいえオフェーリアシチーも勝ち馬とはさほど離されておらず(0.4秒差)、今までのダートでの勝ち馬から1.6秒差や2.2秒差から比べても着はそう変わらないですが随分といい内容だったことがわかります。非力なので軽い芝でこその馬と私は思いました。

●時計の評価

 今回のオフェーリアシチーの走破時計は1分10秒1良馬場でした。競馬ブック誌の推定勝ちタイムは良馬場で1分09秒8でした。勝ち馬の時計が1分09秒7で毎度毎度、競馬ブックの予想の素晴らしさには脱帽するばかりですが、ここから見ても勝ち負け水準にまずまず届いていまいすし、今回はよく頑張ってくれたと思います。

 ただ、上手くハナに立て、そして終始最内のラチ沿いを距離ロスなく回って来てのものですから、これ以上の前進は現状難しいかも知れませんが。

●レース後の騎手・調教師のコメント

オフェーリアシチー(7着)

 「初芝となりましたがスピードのあるところを見せてくれました。馬体がマイナス10キロとなっていましたが、当日台風の影響か、かなり暑かったので絞れていたようです。レース後、馬体については特に異常はありませんが、テンションがかなり高くなっており一旦放牧してガス抜きをしたいと考えています。今回の放牧は短期を予定していますが、帰厩については状態を見て戻したいと思います」(日吉正和調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

 「スピードがあり、上手く先行できましたが、2頭で競り合う形になってしまい展開が苦しくなってしまいました。それでも今回は最後まで良く走っています。」(菱田裕二騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 出走奨励金が1着賞金500万円の5パーセントですので25万円。特別出走手当が383000円ですので、計633000円。1口で割りますと約1000円になると思われます。この馬にはこれで十分満足ですね。

●今後の展望

 今回の走りから、芝の短距離なら勝ち負け水準に近いところで走れることがわかりました。今は全体の出走頭数も少なく、このレースもフルゲート割れで優先権などなくても出走出来ます。しかし、後になればなるほどこり芝の短距離のレースは出走したい馬が多く、優先権を逃せば節を空けて登録しないと出走できません。

 やはり今がチャンスですから、馬に負担をかけすぎない程度でドンドンと出走して小銭を稼いで欲しいと思います。馬格がないですし、他馬が本格化し出す3歳からはもっと成績が下がる可能性が高いです。

●最後に

 走るまでは、もっとも弱面が集うダートの短距離で歯が立たなかったことから、比較的メンバーの揃う芝ではどうかと思っていましたが、非力なので、力の要るダートよりも軽い芝の方が粘りが増し、今までで一番いい内容のレースとなりました。早くデビューできるとこうやっていろいろと試せる時間が十分にありますし、まだメンバーも揃っておらず、権利がなくても出走が比較的自由なことが有り難いですよね。

 これからもこういう競馬で芝の短距離で良いのではないでしょうか。もちろん、ハナに立てて、最内を距離ロスなく回って来ての7着で、そりゃ、前6頭に比べると非常に価値の低い7着と思いますが、オフェーリアシチーは出走奨励金確保が命題の馬ですから、これで十分です。

 ましてや、直線は、2着か掲示板はあるかと最後まで熱くなれましたから、大満足でした。私が現地に行くと、結構頑張ってくれるんですよね。

 購入時はここまで走ると思ってなかった馬が、こうやって勝ち馬からコンマ4秒差で出走奨励金を確保してくれているのは本当に嬉しいですね。これからもどこまでやれるかわかりませんが、1つでも上の着を目指して頑張って欲しいですね。

 もちろん、またオフェーリアの出走と休日が重なったら競馬場まで応援に行きたいと思います。

 頑張れ、オフェーリアシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2013年9月10日立ち上げ 11日、13日、18日加筆

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2013年 8月11日 デビュー戦 2歳新馬 小倉ダ1000m (8着/5番人気)